新しい言葉

2015年3月16日 (月)

言挙げ

「古事記」を読んでいたら、“言挙げ(ことあげ)”というものが出てきました。「へえ、聞いたことのない言葉だわ~}と思い興味がわきました。

池澤夏樹さんの解説では、「心に想うだけでなく敢えて言葉に出して言うこと。」とあります。この言葉が使われた場面は、ヤマトタケルが白い猪を神の使いだろうと、慢心して帰りに殺せばいいとしたところです。

ニュアンスとして否定的に使われていて、多くを語らず行動すべしの精神が隠れた言葉なのかもしれません。

古代に使われた言葉で似たものに“言霊(ことだま)”があります。こちらは今でも使われたりしますが、“言挙げ”は、今ほとんど使われないのではないのでしょうか。現代社会は、言葉、言葉の議論に、個人の主張をはっきりさせなければならない時代。

ニュアンスはちょっと違うかもしれませんが、“言挙げ”と日本の文化が深く根ざしているようで気になる言葉でした。

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2014年8月15日 (金)

Digital Nomad

久々に“新しい言葉”のカテゴリーで書きたい「ことば」をみつけました。

"digital nomad"って聞いたことありますか?意味は「デジタル技術を使い、オフィスや決まった住所を必要とせずに、遊牧民のように移動して仕事をする人」(「実践ビジネス英語」2013年7月号より)なんだそうです。

最近、カフェや図書館でコンピューターを持ちこんで何時間も仕事している人が本当に増えましたよね。そういう人々をいうそうです。結構、わたしもコーヒー片手にカフェにいて本を読んだり、長居するの大好きなので、親近感をもちます。さしずめ、わたしは"reading nomad"かしら?

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2012年1月 9日 (月)

エルフォイド(妖精人間)

今日は「成人の日」。新たに成人を迎える若い人々に心からおめでとうと言いたい。はるか昔に新成人になったコニコだが、あらためてこれまでの人生を感謝し、これからの人生を実り多いものにしたいと思う。これからの自分の人生、日本の未来、世界の動きはどうなっていくのかとも思う。

そんなことを考えていて、日経新聞、元旦の記事に紹介されていた記事を思い出した。大阪大学の石黒浩教授が開発中の人形の形をした携帯電話「エルフォイド(妖精人間)」だ。

唇の部分に発光ダイオード(LED)を組み込み、相手の声に合われて点滅させると、あたかも人が話しているように見える。「無機質な端末に話しかけるより相手の存在をずっと近くに感じられる』(石黒氏)として、年内にも商品化して売り出す計画だ。

ちょっと見に藁人形みたいで人形と言ってもなんだか変な形。触った感覚を大事にする技術はすごいと思うが、はたして実際にお金を払ってほしいと思うか迷うところ。無機質な端末といっても、テレビ電話のように画面に本人が映る方が相手を近く感じる気がする。これまでの電話という概念から、これからは全く新しい端末がどんどん出てくるだろう。はたしてどういう方向にいくのだろうか?

Photo

(写真はサイト「GIZMODO」より)

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2011年6月28日 (火)

Negative Capability

先日調べものをしていたら、面白いことばに出会いました。“ネガティブ・ケイパビリティ”です。決まった日本語訳はまだないようで、「消極的能力」「消極的受容力」「否定的能力」など数多くの訳語があるようです。

詩人キーツは、それを「消極的にしていられる能力」といい、“自我を固定し、限定された積極的自我を主張するのではなく、無限定の自我が、時と所に応じて、カメレオンのように変貌し、太陽にも月にも海にも男にも女にもなれる能力”と解しました。そしてキーツは、このことばを思い描くときに、誰よりもまずシェイクスピアを考えていたそうです。

キーツは「ネガティブ・ケイパビリティ」のことを、1817年12月21日日曜日付けの弟宛ての手紙の中でこういっています。

特に文学において、人に偉業を成し遂げしむるもの、シェイクスピアが桁外れに有していたもの――それがネガティブ・ケイパビリティ、短気に事実や理由を求めることなく、不確かさや、不可解なことや、疑惑ある状態の中に人が留まることが出来る時に見出されるものである。

ネガティブという響きから、良くないイメージを持ちそうですが、これは意外と想像力と忍耐力を求められる凄い力なのかもしれないと思った次第。今の、不確かさ、不可解なことが蔓延る日本の社会で、ネガティブ・ケイパビリティを持つことが大事ではないかと考えてしまいました。

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2011年5月24日 (火)

“朗読少女”ってご存知ですか?

5月14日付け日経プラス1の「コトバの鏡」に“朗読少女”なるものが紹介されていました。iPhoneなどで使える朗読アプリだそうです。アニメ声の女子高校生キャラクターが、文学作品などを朗読してくれるというのです。

試しに無料で視聴できる「羅生門」をちょっと聴いてみましたがなかなか心地よいのです。太宰や「超訳ニーチェの言葉」など有料でダウンロードでき、人気とか。

電子書籍の新しい形といえる、面白い試みですね。

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2010年12月13日 (月)

p-ブックって?

p―ブック って聞いたことがありますか?実はフツーの「紙」の本のことをいうそうです。日本経済新聞,「ことばの鏡」欄,2010年11月27日(プラスワン).(2010)によると、
電子書籍が普及している米国の新語で、昔ながらの「紙(paper)の本」のことを指す。
対する言葉はもちろん「e-ブック」。
少数派になった紙の手紙は、物理的(physical)とか、紙とかの頭文字を取って、p-メールに
という具合。びっくり、というか、この新語には自分が一昔前の人間になったような衝撃を感じます。
新語というと、たいていは“新しい物や現象”についていうものですが、時々、新しいものが世の大勢を占めるようになると、同じ目的で使われていたものの古い形態のものが新たに名前をつけられるということが起こります。たとえば、「家電(いえでん)」。電話は一昔前まで、世帯で一つの回線でつながっていたもので、親子電話はあったものの、携帯電話が出てくるまで、電話といえば、こちらの方でした。でも、今は携帯電話の普及により、電話というと、携帯電話を指すこともあり、それとの区別で、「いえでん」という言葉が出来たと思います。
しかし、本に関してもアメリカではわざわざ「p-ブック(紙の本)」と呼ばなくてはならないほど、e-ブックが普及してきたかとすると、何だか愕然とします。
日本にも、本が紙かどうか説明が必要な時代がもうすぐそこに来ているのでしょうか。う~ん、どう思います?

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2010年10月 3日 (日)

ダンシャリアン

新・片づけ術「断捨離」 新・片づけ術「断捨離」

著者:やました ひでこ
販売元:マガジンハウス
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「断捨離」(“だんしゃり”と読む)という本が話題です。わたしは未読ですが、日経土曜版のお気に入りのコーナー「コトバの鏡」(8月14日付)ににこんな記事が出ていました。

題して「ダンシャリアン」。まずは「断捨離」の定義を。

入ってくる要らない物を「断」ち、家にはびこるガラクタを「捨」て、物への執着などから「離」れること。結果、身の回りが片付いて、人生までもが変わる。

これを実践する人たちを「ダンシャリアン」と呼ぶそうです。いや~、これはむずかしそう。なんやかやとお菓子の新製品など、要らないものを買ってしまい、家には新聞の切り抜きだのミスドのおまけなどが散乱し、古くなった雑誌・本を捨てられずに執着してしまうわたし。とても「ダンシャリアン」にはなれそうにありません。って、今の人生、変わらずにいきそうです。

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2010年3月19日 (金)

ユニバースの先にあるもの―マルチバース

パソコンを新しくした時に、思い切ってプリンターも新しくしました。それが愛すべくすぐれものでスキャンもコピーもできて、うれしくなって新聞記事をスキャンしまくってます。

今日は、日経新聞3月18日の夕刊から、佐藤勝彦氏に登場していただいて、宇宙のことを少しだけ書きます。

Img_2

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2010年1月30日 (土)

Twofers

最近、本当に価格破壊が進んで、セールでも10%、20%引きでは驚かなくなりました。50%引き、つまり半額もしばしば目にします。

ズバリ、半額セールと同じなのが“twofers”=two for the price of one=“buy one, get one free.”(twofersのfersの部分はforが弱く発音されたもの)

「1つ買えば、1つおまけがつきます」といった、「1つ分の値段で2つ買えるもの」のことを言い、顧客を引きつける商法のことです。

同じ買うなら、ジーンズも1本分の値段で2本はお得、ってな具合にマンマとひっかかってしまう私。このうたい文句をはじめてみたのは、15年ほど前のアメリカのウォールマートだったかしら?日本でもこういった宣伝、見かけるようになりましたね~。

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2010年1月19日 (火)

アラフォーはアメリカではクーガー(Cougar)となる

ニッポンでは40歳前後の人のことを「アラフォー」(アラウンド・フォーティー)と呼ぶことが定着してきましたが、アメリカでは40歳前後(以上)の女性のことを「クーガー」(cougar)と呼ぶ人もいるそうです。スラングなのでいまひとつ日本ではあまり馴染みませんが。

先日ふと見たテレビニュースでやっていたのが、この「クーガー」の特集。

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